祭り会場の中心になること間違いなし!
サイズ変更が可能なのでご希望に合ったサイズに対応します!
この商品のおすすめポイント
サイズ | 1段目: 約 幅(W)5,400 × 奥行き(D)5,400 × 高さ(H)1,800㎜(地面から床面の高さ) 2段目: 約 幅(W)1,800 × 奥行き(D)1,800 × 高さ(H)3,600㎜(地面から床面の高さ) 屋根部分: 高さ(H)約6,000㎜(地面から屋根の高さ) |
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セット内容 |
櫓2段 ・紅白幕(1段目、2段目) ・階段(1段目、2段目) ・すだれ(屋根部分) ・提灯流れ4本 ・提灯80個(電球付) |
備考 | 櫓はご希望のサイズに変更可能です。 |
夏祭りといえばやっぱり櫓!どんな規模の夏祭りにも対応可能な、サイズ調整ができる櫓をご用意しております。櫓の設営はもちろん、音響・照明・装飾など、会場全体の設営もトータルサポートいたします。経験豊富なスタッフが、企画の段階から丁寧にお手伝いしますので、ぜひお気軽にご相談ください!
現場スタッフより
東京都内で櫓を設営させて頂きました!櫓は二段にして、地上と一段目で盆踊りが出来るように設営しております。二段目は太鼓を置いて、迫力満点の盆踊り会場が出来上がりました!提灯や電気工事もトップスプランで手配させて頂いております。お祭りの会場設営は櫓からテーブル、椅子の備品関係、提灯や電気工事までまとめてトップスプランにお任せください!
現場スタッフより
都内の学校のお祭りイベントで櫓を設営させて頂きました!学校の敷地内に櫓を設営し、近隣の皆様にもご来場いただいたお祭りでした。トップスプランでは櫓だけでなく、テント、音響物品、椅子、テーブルなど備品関係も手配させて頂いております。当日は音響の操作も担当しております。
現場スタッフより
櫓の設営をさせて頂きました!弊社のスタッフが直接搬入~設営、撤去~搬出を担当させて頂いております。櫓の天板は木の状態で使用することも多いですが、今回はお子様も多く1段目に載られるということで1段目は赤のパンチカーペットを敷かせて頂きました。
現場スタッフより
埼玉県のスポーツ施設のお祭りイベントで櫓を設営させて頂きました!地上段目~一段目、一段目~二段目は階段を取り付けさせて頂きます。写真の様子は、階段周りに手すりとなる単管を取り付けている様子です。単管は紅白テープで巻き、櫓の雰囲気と合うようにさせて頂いております。トップスプランでは自社で櫓を所有しており、自社スタッフが設営を行いますので安心してお任せ頂ければと思います!
現場スタッフより
設営した櫓に階段を取り付ける作業をしています!ビスでしっかりと固定することで安心して昇り降りすることができます! この日は着ぐるみを着たマスコットキャラクターが階段を上る際につまずいて転びそうになりましたが、取り付けた階段はびくともしませんでした!トップスプランでは櫓と一緒に使えるテントや音響機材、照明なども多数所有していますのでぜひ一度お問い合わせにてご相談ください!!
この商品のおすすめポイント
サイズ | 約 幅(W)5,400 × 奥行き(D)5,400 × 高さ(H)1,800㎜(地面から床面の高さ) 手すりの高さ約2700㎜ |
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セット内容 |
櫓1段 ・紅白幕 ・階段 ・提灯流れ2本 ・提灯40個(電球付) |
備考 | ・櫓はご希望のサイズに変更可能です。 ・屋根部分はありません。 |
1段の櫓です!1段目のサイズは2段と同じですが、2段目が無いので2段よりも金額が安く手配が可能です。また、サイズはご希望によって変更可能ですので、サイズによっても金額調整可能です。こちらは3間×3間(5,400×5,400mm)のサイズの料金ですが、2間や1間での作成ももちろん可能です!
現場スタッフより
櫓を設営させて頂きました!櫓の4隅にはスピーカーを置いて、盆踊りのBGMやマイクパフォーマンスを会場にお届けしております。櫓と音響、オペレーター含め一括でトップスプランで手配可能でございます!
この商品のおすすめポイント
サイズ | 約幅(W)1,800 × 奥行き(D)1,800 × 高さ(H)1,800㎜(地面から床面の高さ) 屋根部分: 高さ(H)約3,600㎜(地面から屋根の高さ) |
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セット内容 |
櫓1段 ・紅白幕 ・階段 ・すだれ(屋根部分) ・提灯流れ1本 ・提灯20個(電球付) |
備考 | ・櫓はご希望のサイズに変更可能です。 |
お祭りや盆踊り、地域イベントなどにぴったりのちょうどいいサイズ感!
「櫓1段(1間×1間)大」は、約180cm四方の広さがあり、太鼓台やミニステージとして使いやすい、バランスの取れた定番モデルです。大型の櫓と比べて設営・撤去の作業時間も短縮でき、準備もスムーズ。また、1段タイプなので視認性がよく、圧迫感なく存在感を演出できるのもポイントです!
屋内外を問わずさまざまな現場で活躍しており、初めて櫓を導入するイベントにもぴったり。イベントの雰囲気づくりに、ぜひご活用ください。
この商品のおすすめポイント
サイズ | 約幅(W)1,800 × 奥行き(D)1,800 × 高さ(H)900㎜(地面から床面の高さ) 屋根部分:高さ(H)約2,70㎜~3,200㎜ (地面から屋根の高さ) |
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セット内容 |
櫓1段 ・紅白幕 ・階段 ・すだれ(屋根部分) ・提灯流れ1本 ・提灯20個(電球付) |
備考 | ・櫓はご希望のサイズに変更可能です。 |
櫓1段(1間×1間)小は、コンパクト&低予算で設営可能な人気モデルです!
「小」とはいえ、高さは約3m近くあり、存在感は抜群!省スペースでも設営できるので、お祭りや縁日イベントの盛り上げ役として大活躍します。また、お祭り用途だけでなく、ステージの代わりに設置すれば、一味違った個性的な演出が可能に。トークイベントやパフォーマンスの舞台としてもおすすめです!
コストを抑えつつ、しっかり目立つ櫓を探している方にはピッタリの一台です!
櫓の1段目のステージ部分の組立てを行います!
ステージを組む場所に櫓の土台となるジャッキベースを配置していきます!
櫓の基本のサイズがW5,400mm×D5,400mmなんですが、ジャッキベースは1,800スパンで配置を行います!
配置を終えたらジャッキベースにP角という柱になる部材をはめていきます!
柱の部材は身長よりも長いものを使用する為、この作業は複数人で行います!
柱を取り付けたら、今度は柱と柱を繋ぐ、A角という部材を取り付けます!
A角の両サイドはフックになっていて、柱に開いた穴にはめて接続を行います。この時柱の1番下とステージ天板の高さになる部分の2か所にA角を取り付けます!
フックがしっかりとはまっていないと部材が落ちたり倒れたりしてとても危険なのでゴムハンマー等で叩きながら固定を行います!
全ての部材を固定し終えたら、土台の補強と天板の設置です!
補強には筋交いというX状になっている物を使うのですが、この筋交いがあることで振動や水平方向の揺れに強くなり、より安全に櫓を使用することができるようになります!
天板は重たいので2人以上で乗せていきます!向きや指の挟まれなどに注意しながら設置していきます!
天板を乗せると周囲がへこんでいる状態の為木板をビスで打ち付けて段差をなくします!
周囲すべてに木板を取り付けたら1段目のステージの完成です!
1段目の階段を取り付けるにはあらかじめ階段を取り付ける為のステージを用意する必要があります。
最初に櫓のサイズを5400×5400と書いていますが、階段用に1800×900のステージをプラスして組立てを行うんです!
階段の部材にはステージに固定するための爪とその爪にはビスを打つための穴が開いています。爪の部分をステージの天端に密着するよう水平に置き、爪に開いた穴の部分全てにビスを打ち込みしっかりと固定を行います!
2段目の階段の取り付けには単管パイプを使用します。2段目部分の柱に単管パイプを取り付け、階段を取り付ける為の枠を組み立てます。組み立てた単管パイプの枠に階段を専用の金具でしっかりと固定を行ったら階段の取り付けは完了です!
どちらの階段も浮いていたり、傾いていないかを確実に確認することが出来たら使用することができるようになります。
夏祭りや盆踊りのもう一つの定番と言えば提灯です!
周囲の木や柱、しっかりとした構造物があればその箇所と櫓の上部を結び提灯を取り付けることができます!
周囲に構造物が無い場合でも大丈夫!櫓の4つの角から少し離れた場所にイントレという簡易足場を設置することで提灯を設置することが可能になります!
4角方向にイントレを立てたら、イントレの上部と櫓の上部を紐で結びます!紐が外れて提灯が落ちてこないようにインシュロックでがっちりと固定!
繋いだ紐に脚立を使用して一定間隔で提灯を吊り下げていきます!この時も提灯と紐はインシュロックでしっかりと固定を行います!
提灯は当社で準備することもできますし、お客さんが自ら準備していただいたものを取り付けることも可能です!
夜の使用で提灯に明かりを灯したいといった場合も提灯用の電源コードを使用すれば対応ができますのでご希望の際はお問い合わせください!
質問をクリックタップすると回答が表示されます!
質問をもう一度クリックタップすると回答が隠れます!
A
櫓は、盆踊りや祭りの雰囲気を象徴する中心的な存在です。櫓があることで、自然と人が集まり、踊りの輪が生まれやすくなります。また、高い位置から太鼓の音や音頭が発せられることで、広い会場に音がいきわたり、踊りのリズムをつかみやすくなります。
昔ながらの伝統を受け継ぎながらも、現代の祭りにおいても櫓は欠かせない存在となっています。
A
櫓の上には、基本としてお祭りの運営にかかわるスタッフや、演奏・司会進行を担当する方が上がります。
特に太鼓の演奏者や盆踊りの音頭取りが主な使用者となります。安全上の理由から一般の方や小さなお子様が上がることはできないことも多くなっています。
櫓は高所であり、場合によっては照明や音響機材も設置されているため、しっかりとした管理のもとで運用がされています。
A
櫓は様々なイベントで利用がされています。
1、お祭りの司会台・イベントステージとして
櫓は人の目を引く高い場所なので、司会者の演台や、カラオケ大会・舞踊・寸劇などの簡易ステージとしても使われています。会場全体が見渡せるので、観客との一体感も生まれやすいです。
2、神事・儀式のための神聖な場として
神社の祭礼では、神様をlまつる為の仮の御座所(高貴な人の居所)、神事の舞を奉納するための舞台として櫓が設けられることがあります。
また、神輿(みこし)が渡御する前に祈祷を行う場をして櫓を使われることもあります。
3、協議やイベントの観覧・撮影用
運動会やお祭りパレード、花火大会などで、カメラマンや運営スタッフが使う見張り台として建てられることがあります。特に広い会場では、人や物の動きが一目でわかる場所として重宝されます。
4、城や時代劇のセットとして
映画やドラマ、観光地の再現白などでは、歴史を感じさせる舞台装置として使われることがあります。テーマパークなどで見かけた方もいらっしゃるのでは?
5、年越しイベント・カウントダウン用
年末年始のイベントなどでは、櫓の上でカウントダウンを盛り上げる司会者が登場するなど演出用として櫓を使用することがあります。
6、祭りのシンボル・展示用として
実際に上ったり使用するわけではなく、会場のシンボルオブジェとして櫓を組み、装飾を楽しむスタイルもあります。写真スポットや提灯を飾る為のタワー的な役割をすることがあります。
A
櫓の装飾は様々なものがあります。
・花飾り・増加
色とりどりの花を櫓に巻き付けたり、上に飾ったり、増加を使うことも多いです。
・布幕
紅白だけではなく、伝統柄や地域のシンボルを描いた幕を使う場合もあります。
・イルミネーション
近年ではLEDライトでライトアップするお祭りもあるんです!カラフルに光らせれば夜でも華やかさがアップします!
・竹や笹飾り
七夕が近い時期だと短冊などを吊るした笹を飾ることも。
その他地域によって様々な装飾がされていたりもするんです!
事前の相談時から丁寧に対応していただき、当日の天候対応なども臨機応変で大変助かりました!設営していただいた櫓もとても美しかったです!
地域の夏祭りイベントを開催しました!地面が少しデコボコしていましたが、スタッフの方々が柔軟に対応してくださり助かりました!
サッカースタジアム前に櫓を設営していただきました!サッカーを観戦しにきた方が多く参加するイベントでしたが櫓があるだけで雰囲気がぐっと本格的になり、参加された方からも「ちゃんとしたお祭りみたいで楽しい!」と大変好評をいただきました!
来年も企画しているのでさらにパワーアップしたものを期待しています!
うれしいお言葉をいただきありがとうございます!
運営の方や参加されたお客様に楽しんでいただけたことスタッフ一同大変喜んでおります!お客様の大切なイベントを安心してお任せいただけるようにこれからも安心と丁寧な対応を心がけていきますので櫓の設置をご検討される際はぜひ一度トップスプランまでお声がけください!
Q紅白幕の色を変えることはできますか?
A別途料金は発生してしまいますが可能です!詳しくは担当営業にお問い合わせください。
Q傾斜がある場所でも設営できますか?
Aベースはジャッキベース仕様となっておりますので多少の傾斜であれば設営可能です。角度によっては設営できない場合もありますので、担当営業にお知らせください。!
Q段差がある場所でも設営できますか?
Aジャッキペースを調整または支柱の具材を変えることより可能です、段差の高さや幅、数次第ではありますので、詳細を担当営業にお知らせください。
Q風が強い場合の対処法は?
A強風の場合は安全の為使用を中止し、必要に応じて解体をすることをおススメしております。
Q屋内でも設置できますか?
A屋内でも設置することは可能です!ただし天井の高さや床の強度によっては設置ができない場合がありますので事前に設置個所の寸法や構造などをご確認の上ご相談ください。
Q櫓の設置には電源が必要ですか?
A櫓自体は電源が無くても利用することは可能です。音響機器や、照明設備を使用する際は電源が必要になる為防雨型コードリールやインバーター発電機といった商品と一緒にご利用してください。
Qレンタルの予約はどのくらい前にすればいいですか?
A繁忙期(夏祭りシーズン等)はお問い合わせが混雑する為お早目の予約が必要になります。1か月前でも在庫が不足する場合がありますのでイベント開催が決まりましたら一度トップスプランまでご連絡ください。
Q遠方でもレンタルをすることはできますか?
A遠方でもレンタルすることが可能です!搬出入の細かなスケジュール、設置個所までの経路等詳細をお伝えください。
Q櫓の設置にはどのくらいの時間がかかりますか?
A櫓の大きさや設営環境により設営時間が変動する場合がございます。イベントを安心、安全に開催するために、前日に設営準備をすることをおススメします。
Qレンタルできる櫓のサイズは?
A使用用途や使用場所によりサイズを変更することが可能です!事前にご希望のサイズをお伝えください
Qレンタル期間は最短・最長だとどのくらいですか?
A短期ですと1日からレンタル可能です。長期でのご利用ももちろん可能ですが、定期的なメンテナンス等が必要になる場合がございます。
Q設置や撤去は自分たちで行う必要がありますか?
A櫓の設営撤去は安全の為、当社スタッフが設営をさせていただきます。
Q設置ができる場所の条件はありますか?
A微調整はできますが基本的には平坦な地面で、設置する櫓のサイズに合った十分なスペースの確保が必要になります。地面の状態によっては養生や補強等が必要になる場合がございます。
Qキャンセルすることは可能ですか?
Aキャンセルすることは可能ですが、キャンセル時期によってはキャンセル料が発生することがあります。 イベント内容の変更の可能性がある場合や天候などの心配がある場合はあらかじめご相談ください。また、材料の準備や段取りに時間を有する為お早めにご連絡をお願いいたします。
Q夜間の利用もできますか?
Aお祭りや盆踊り等でもちろん利用することは可能ですが、照明や防音対策等十分に考慮し、近所の迷惑にならないようご利用をお願いいたします。
Q追加で音響や照明などをレンタルすることもできますか?
Aはい、音響機器や照明のレンタルも可能です。納品集荷だけではなく、設営や撤去やイベント当日のオペレーションもやらせていただきますのでお気軽にご相談ください。
Q事前に現地調査をしてもらえますか?
A設置個所の状況を確認・把握するために事前の調査をすることは可能です。現地調査には料金がかかる場合がありますので事前にご相談ください。
Q高さを調整することはできますか?
A一定の範囲内の高さ調整は可能です。ご希望の高さがあれば事前にご相談ください。
Q提灯や装飾を設置することはできますか?
A装飾も可能となっております。4方にイントレを組むことで提灯を吊るすことができますし、ご要望があればお客様のご希望に沿った装飾も手配いたします。
Q盆踊り以外のレンタルもできますか?
Aはい、櫓は屋外ステージという商品を使用したものであるため、ライブステージや演劇、撮影用セットなどの様々な用途でご利用いただけます。
最も古い「櫓」の起源は、日本の中世〜戦国時代の城郭建築に見ることができます。
この時代、櫓は主に軍事目的で使用され、次のような役割を担っていました。
・見張り台、物見台:敵の動向を遠くから監視するための高台
・攻撃拠点:弓や鉄砲を放つための射撃位置や、石落としの仕掛けなど
・防御拠点:城門や曲輪(くるわ)の角に設置し、死角を減らすための構造物
「○○櫓」や「○○矢倉」といった名称のついた建築は、今も多くの城跡や復元された城に残っており、当時の機能を現代に伝えています。
たとえば、姫路城の「乾小天守(いぬいこてんしゅ)」も、元は防衛のための櫓として築かれたものです。
江戸時代に入ると、長く続いた戦乱の時代が終わり、平和な世の中が訪れます。
それに伴い、櫓(やぐら)は軍事的な役割から解放され、文化や行事の中心的な存在へと変化していきました。
祭礼における櫓の役割
この時代、櫓が最も広く使われたのが、盆踊りや夏祭りです。
会場の中心に太鼓台として櫓を設け、その周囲を囲むように人々が踊る盆踊りのスタイルが、全国各地で定着していきました。
この時代の櫓には、以下のような多様な意味が込められていました。
・ 迎え火、送り火の場として、先祖を迎え送りする象徴的な空間
・ 太鼓や音頭の演奏台として、音とリズムの中心を担う場所
・ 踊りの中心、目印となる視覚的な軸
・ 地域の結束と交流を象徴する場として、住民が集まるきっかけに
また、特に江戸の町では、夏の風物詩として町ごとに櫓が建てられ、そこに集まった人々が踊り、語らい、交流を深めることで、地域コミュニティの絆を強める拠点としても機能していました。
江戸時代から明治時代にかけて、櫓は祭礼や盆踊りの場面だけでなく、興行や芸能の世界でも幅広く活躍するようになります。
特に、仮設の芝居小屋や見世物小屋の一部としての利用が目立ちました。
興行・見世物文化と櫓の役割
当時の櫓は、次のような形で使われていました。
・ 芝居小屋の上に建てられた「高櫓」
→ 高く掲げた旗が、興行の開催を知らせるシンボルに。遠くからでも一目でわかる宣伝効果を発揮していました。
・ 相撲興行で使われる「やぐら太鼓台」
→ 櫓の上で太鼓が打ち鳴らされ、開幕や休憩の合図を観客に伝えます。迫力ある音と高さで、観客の期待を盛り上げました。
・ 大道芸や露店で使われる仮設舞台
→ 観客の視線を集めやすいように、高さのある仮設の櫓を舞台代わりに設置。見やすさと注目度の両方を兼ね備えた仕掛けです。
このように櫓は、「注目を集める高さ」「視界の確保」「象徴としての演出力」を併せ持つ装置として、多様な形で文化・娯楽の現場を支えていました。
現代においても、櫓(やぐら)は日本各地でさまざまな形で活用されており、用途・素材・デザインともに進化を続けています。
櫓の現代的な用途の例
・盆踊り大会の太鼓台として
・地域イベントやお祭りの司会台、演奏台として
・商業施設での催事、演出用ステージとして
・学校行事や神社祭礼での仮設舞台として
用途に応じて設営される櫓は、視認性・演出性・シンボル性を発揮する重要な構造物となっています。
現代型櫓の特徴
・素材の多様化:木製に加え、鉄骨製・アルミ製・組立ユニット式などが登場し、現場ごとに柔軟な対応が可能
・安全性の向上:手すり・階段・足場など、安全基準を満たす設計が標準化
・装飾の自由度:紅白幕、提灯、横断幕などを施し、イベントの雰囲気に合わせたカスタマイズが可能
さらに近年では、櫓は「お祭り=和風」の枠を超え、ステージ装飾や象徴的な構造物として、「見せる演出」に用いられるケースも増えてきています。
たとえば、現代アートの展示会やファッションショー、商業イベントなどでも、櫓のもつ「高さ」や「象徴性」を活かした演出が取り入れられるなど、進化の幅はますます広がっています。
櫓は、全国各地の祭りや伝統行事において、それぞれ独自の進化と役割を持ちながら受け継がれてきました。以下に、代表的な地域ごとの櫓文化をご紹介します。
①徳島県 阿波踊り(あわおどり)
櫓の役割:演奏台(鳴り物・司会台)、シンボル
徳島の夏の風物詩「阿波踊り」では、演奏を担う鳴り物(太鼓・鉦など)の中心として櫓が設置されます。
市街地の交差点やホール内にも設置され、踊り子たちはその周囲で踊りながら移動していきます。
「総踊り」のときなどは、櫓の上で演奏される鳴り物が、全体のリズムを統一する要となります。
特に両国本町の交差点櫓などは、ライトアップされて夜の雰囲気を一層盛り上げます。
②岐阜県 高山祭(たかやままつり)
櫓の役割:観覧用・合図の太鼓台
日本三大美祭のひとつである「高山祭」では、絢爛豪華な屋台(山車)が有名ですが、祭りの合図や開始を知らせる太鼓櫓が登場します。
町ごとに担当の櫓があり、決められた時刻に太鼓を打ち鳴らすことで、屋台の曳き出しや行列のスタートを知らせます。
夜の「宵祭」では、提灯を飾った屋台とともに櫓も幻想的に照らされ、町の統率と演出の両面で機能しています。
③青森県 ねぶた祭
櫓の役割:太鼓台・統率用
巨大な「ねぶた」が練り歩くこの祭りでも、先導の太鼓台として仮設櫓が使われることがあります。
主に演奏者や拍子木係が登壇し、ねぶた隊列のテンポと方向をコントロールする役割を持ちます。
④大阪府 岸和田だんじり祭
櫓の役割:司令塔・音頭取り台
各町のだんじりを操作、統率するため、要所に「櫓台」が設けられ、そこから号令や太鼓、笛の音が響きます。
高さは控えめながら、司会・安全指示の拠点として非常に重要です。
⑤東京都 浅草(三社祭など)
櫓の役割:神事の進行台・観覧台
浅草神社の三社祭などでは、神輿が渡御する神事の中心に仮設櫓が立ち、神職や町会の代表が登壇します。
また、観客向けに高所から実況や安全誘導を行うための櫓も用いられ、都市型の祭りに対応した構造になっています。
⑥奈良県 なら燈花会(とうかえ)
櫓の役割:装飾・象徴的構造物
なら燈花会では、盆踊りなどはありませんが、灯りの演出の中に装飾的な櫓が建てられることがあります。
このように、視覚的な「まつりの中心」としての櫓も、地域の風景として受け入れられています。
どの地域でも共通するのは、「櫓」が単なる仮設構造物ではなく、祭りや行事の「中心」や「象徴」として、強い存在感を放っていることです。
・太鼓や演奏の拠点としての役割
・観客の視線を集める演出装置
・人と人をつなぐ中心の「場」
地域によって櫓の形・高さ・装飾・配置場所は大きく異なりますが、それぞれの土地の文化や風習が色濃く反映されています。
いかがでしたでしょうか?
櫓は、時代ごとに「戦」「祭」「芸」「演出」など、さまざまな役割を果たしながら受け継がれてきた、日本独自の仮設建築文化です。
その用途や形は変わっても、「高さ」「中心性」「象徴性」といった本質は変わらず、今もなお地域の風景やにぎわいの中心に立ち続けています。
私たちトップスプランも、この素晴らしい文化の一端を担う者として、未来へと感動を拡げるお手伝いができるよう、これからも心を込めて櫓の設営・演出に取り組んでまいります!
埼玉県さいたま市にある日本でも有数の大きさを誇るサッカースタジアム前にある広場で櫓の設営をさせていただきました!炎天下の中社員とアルバイトさんが力を合わせての作業!櫓は3段にもなる大きなものなので骨組みからステージ部分の設営など、事前に用意された図面をもとに設営をしました!手すりや支柱にはすべて紅白のテープを巻き、周囲には紅白幕を取り付けました!櫓を立てた後は4角にイントレを配置!櫓とイントレをロープでつないで提灯を引っかけることで一気にお祭り感が演出できます!当日に櫓の設置場所を会場の担当者としっかりと打ち合わせたことと、昨年に引き続きご依頼をいただいたことで何事もなくスムーズに設営をすることができました!
埼玉県にあるサッカー施設の前にあるとても広い広場で櫓を設営させていただきました!
櫓の4角方向にイントレを設置し、提灯の取り付けもさせていただいています!
ステージ周辺や櫓の手すり部分に紅白幕や紅白テープで装飾することで、一気にお祭りムードが漂う立派なものに仕上がりました!
音響機材も設営し、日中はBGMを流したり、夜のパフォーマンスイベントの際にはオペレーションまでやらせていただいています!
櫓の設営や音響以外にも、竹馬や凧あげ等の体験ブースの運営もお手伝いをさせていただき、僕自身沢山のお子さん達と一緒になって遊ぶことができてとても楽しいイベントになりました!
設営から撤去までをトップスプランのスタッフがしっかりと行わせていただきますのでお気軽にご相談ください!
お祭りの定番である櫓!
櫓の歴史はとても古く、その起源は高所に組まれた仮設の構造物にさかのぼります。
もともとは軍事目的で使われていたものが、時代とともに祭礼・芸能・イベントなど、さまざまな場面で活躍するようになりました。 日本文化の中で、櫓はその役割や意味合いを柔軟に変化させながら発展してきたのです。
こちらでは、そんな櫓の歴史や成り立ち、そして現代における役割についてご紹介いたします!